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経済学・経済政策難易度: 標準2007年度

中小企業診断士 過去問|経済学・経済政策 第10問

問題

内生的経済成長論の説明として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1AK モデルでは、限界生産力逓減の生産関数を仮定し、貯蓄率や全要素生産性の変化が経済成長の要因になることを明らかにしている。
  2. 2IT の普及によって低インフレや高成長が生じたという「ニュー・エコノミー」を説明するものとして内生的経済成長論が確立され、技術進歩を内生変数(モデル内で説明される変数)として扱う。
  3. 3新古典派経済成長論は、1人当たりの産出量が持続的に上昇することを明らかにしているが、内生的経済成長論は、それが長期的には一定の水準に収束することを証明している。
  4. 4内生的経済成長論では、教育、知識、人的資本、研究開発が経済成長に果たす役割を重要視している。

正解

4. 内生的経済成長論では、教育、知識、人的資本、研究開発が経済成長に果たす役割を重要視している。

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解説

エが正しい。内生的経済成長論(新成長理論)は、技術進歩を外生的に与えず、教育・知識・人的資本・研究開発(R&D)といった要素がモデル内部から経済成長を生み出すと考え、これらの役割を重視する。 アは誤り。AK モデルは Y = AK のように資本の限界生産力が逓減しない(一定の)生産関数を仮定する点に特徴があり、「限界生産力逓減」とする記述は誤り。イは誤り。内生的経済成長論はローマーらにより1980年代後半に提唱されたもので、1990年代後半の「ニュー・エコノミー」を説明するために確立されたわけではない(技術進歩を内生変数として扱う点のみ正しい)。ウは誤り。新古典派成長論では技術進歩がなければ1人当たり産出は定常状態に収束し、長期的に持続的上昇するとは結論しない。内生的成長論の方が持続的成長を説明する。したがって正解はエである。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第10問)

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