問題
合計試算表を作成したところ、借方合計と貸方合計が一致しなかった。その原因となり得る誤りは次のうちどれか。
選択肢
- 1仕訳の借方と貸方を反対にして転記した
- 2仕訳の借方のみを転記し、貸方の転記を忘れた
- 3一つの取引の仕訳を丸ごと転記し忘れた
- 4借方・貸方とも同額の誤った金額で転記した
正解
2. 仕訳の借方のみを転記し、貸方の転記を忘れた
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解説
合計試算表は総勘定元帳の各勘定の借方合計・貸方合計を集計したもので、貸借平均の原理により両者は必ず一致するはずである。「仕訳の借方のみを転記し、貸方の転記を忘れた」場合は、借方合計だけが増えて貸方合計と食い違うため、不一致として発見できる。一方、「仕訳の借方と貸方を反対にして転記した」場合は、借方・貸方の双方に同額が記入されること自体は変わらないため、合計は一致してしまい試算表では発見できない。「一つの取引の仕訳を丸ごと転記し忘れた」場合も、借方・貸方が同額ずつ漏れるので合計の一致は保たれる。「借方・貸方とも同額の誤った金額で転記した」場合も、両側が同じだけずれるため不一致は生じない。試算表の検証機能には限界があり、貸借が一致していても誤りが存在し得ることは、企業会計原則の正規の簿記の原則に基づく帳簿検証の基本論点である。
一問一答
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