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簿記論難易度: 標準

税理士 一問一答簿記論 第20問

問題

額面600,000円の約束手形(満期日まで73日)を取引銀行で割り引き、年利率5%の割引料を差し引かれた手取金を当座預金とした(保証債務は考慮しない)。仕訳として正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1(借)当座預金 594,000・手形売却損 6,000 /(貸)受取手形 600,000
  2. 2(借)当座預金 600,000 /(貸)受取手形 594,000・受取利息 6,000
  3. 3(借)当座預金 594,000・支払利息 6,000 /(貸)受取手形 600,000
  4. 4(借)当座預金 594,000 /(貸)受取手形 594,000

正解

1. (借)当座預金 594,000・手形売却損 6,000 /(貸)受取手形 600,000

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解説

割引料は600,000円×5%×73日/365日=6,000円であり、手取金は600,000円-6,000円=594,000円となる。金融商品に関する会計基準のもとでは、手形割引は銀行への債権の譲渡(売却)として処理するため、割引料相当額は「手形売却損」という売却損失で計上し、「(借)当座預金594,000・手形売却損6,000/(貸)受取手形600,000」が正しい。「受取利息6,000を貸方計上する」処理は、費用となるべき割引料を収益としており貸借の構造からも成り立たない。「支払利息6,000を計上する」処理は、割引を金銭の借入れとみて利息を払ったと誤解したもので、売却取引として損失処理する現行基準の取扱いと異なる。「当座預金594,000/受取手形594,000」とだけ記帳する処理は、額面600,000円の手形債権全体が消滅するという事実を無視し、受取手形が6,000円残ってしまう。日数按分の計算と売却損処理の両方が問われる典型論点である。

一問一答

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