税理士に戻る
簿記論難易度: 標準

税理士 一問一答簿記論 第110問

問題

当期の勤務費用は3,000千円、利息費用は1,200千円、期待運用収益は800千円であり、数理計算上の差異の当期費用処理額(借方差異の償却額)は200千円である。当期の退職給付費用はいくらか。

選択肢

  1. 13,600千円
  2. 25,200千円
  3. 33,200千円
  4. 44,200千円

正解

1. 3,600千円

詳しい解説を見る

解説

「3,600千円」が正しい。企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」により、退職給付費用は、勤務費用に利息費用を加え、期待運用収益を控除し、数理計算上の差異及び過去勤務費用の当期費用処理額を加減して算定する。本問では3,000千円+1,200千円−800千円+200千円=3,600千円となる。借方差異(不利差異)の償却額200千円は費用を増加させる方向に働く点に注意する。「5,200千円」は期待運用収益800千円を控除せず加算した誤り(3,000+1,200+800+200)で、年金資産の運用収益は企業の退職給付に係る負担を軽減するものであるから費用から控除しなければならない。「3,200千円」は数理計算上の差異の費用処理額200千円を加算せずに控除した誤り(3,000+1,200−800−200)で、借方差異の償却は費用の増加要因であり控除するのは貸方差異の場合である。「4,200千円」は勤務費用と利息費用のみを合計し(3,000+1,200)、期待運用収益の控除と差異の償却額の加算をいずれも失念した誤りである。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

簿記論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。