税理士に戻る
簿記論難易度: 標準

税理士 一問一答簿記論 第109問

問題

当期首の年金資産の時価は40,000千円、当期末の年金資産の時価は43,000千円であり、長期期待運用収益率は年3%である。退職給付費用の計算上控除される期待運用収益はいくらか。

選択肢

  1. 13,000千円
  2. 21,290千円
  3. 31,245千円
  4. 41,200千円

正解

4. 1,200千円

詳しい解説を見る

解説

「1,200千円」が正しい。企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」において、期待運用収益は期首の年金資産の額に合理的に期待される収益率(長期期待運用収益率)を乗じて計算する。したがって40,000千円×3%=1,200千円が退職給付費用の計算上控除される。「3,000千円」は期首と期末の年金資産の時価の差額だが、年金資産の増減には掛金の拠出や年金給付の支払も含まれるため運用収益そのものを表さないうえ、そもそも費用計算に用いるのは実績ではなく期待運用収益であり、期待と実際の運用成果との差額は数理計算上の差異として処理される点で誤りである。「1,290千円」は期末の年金資産43,000千円に3%を乗じた誤りで、計算基礎は期首の年金資産でなければならない。「1,245千円」は期首と期末の平均残高41,500千円に3%を乗じた金額だが、基準が求めるのは平均残高ではなく期首残高への収益率の適用である。期待運用収益を用いることで、短期的な運用成果の変動が費用に直接反映されることを避けている。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

簿記論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。