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簿記論難易度: 標準

税理士 一問一答簿記論 第146問

問題

株主資本等変動計算書において、繰越利益剰余金の変動事由として記載されるものはどれか。

選択肢

  1. 1その他有価証券評価差額金の当期変動額
  2. 2当期純利益
  3. 3新株の発行による資本金の増加
  4. 4減価償却費の計上

正解

2. 当期純利益

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解説

「当期純利益」が正しい。株主資本等変動計算書では、損益計算書で算定された当期純利益が繰越利益剰余金(その他利益剰余金)の当期変動額の変動事由として記載され、これにより損益計算書と貸借対照表の純資産の部とが結びつけられる(企業会計基準第6号「株主資本等変動計算書に関する会計基準」)。剰余金の配当やそれに伴う利益準備金の積立ても繰越利益剰余金の変動事由となる。「その他有価証券評価差額金の当期変動額」は誤りで、これは株主資本以外の項目(評価・換算差額等)の変動として原則純額で記載されるものであり、繰越利益剰余金の変動事由ではない。評価差額は損益計算書を経由せず直接純資産に計上されるからである。「新株の発行による資本金の増加」は誤りで、新株発行は資本金及び資本準備金の変動事由として記載されるものであり、払込資本と留保利益の区別から利益剰余金には影響しない。「減価償却費の計上」は誤りで、減価償却費は損益計算書上の費用であり当期純利益の計算過程に含まれる一要素にすぎず、株主資本等変動計算書に独立の変動事由として記載されることはない。

一問一答

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