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簿記論難易度: 標準

税理士 一問一答簿記論 第162問

問題

当社は国債先物を売り建てており、期末において先物価格が売建時より下落した結果、時価評価額で2,000千円の含み益が生じている。ヘッジ会計を適用しない場合の期末の処理として正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1先物取引損失2,000千円を計上する
  2. 2約定価格で取引しているため何も計上しない
  3. 3差入れている委託証拠金を2,000千円取り崩す
  4. 4先物取引利益2,000千円を当期の損益に計上する

正解

4. 先物取引利益2,000千円を当期の損益に計上する

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解説

先物の売建ては、将来高い価格で売る契約を先に結んでいる状態であるから、その後に先物価格が下落すれば安く買い戻して決済できることになり、利益が生じる。ヘッジ会計を適用しないデリバティブは期末に時価評価して評価差額を当期の損益とするため、「先物取引利益2,000千円を当期の損益に計上する」のが正しく、相手勘定として先物取引差金等の資産を計上する。「先物取引損失2,000千円を計上する」は売建てと買建ての損益の方向を取り違えたもので、価格下落で損失となるのは買建ての場合である。「約定価格で取引しているため何も計上しない」は誤りで、デリバティブは未決済でも時価評価が原則であり、評価を見送ることはできない。「差入れている委託証拠金を2,000千円取り崩す」も誤りで、委託証拠金は取引の担保として差し入れた資産にすぎず、先物の評価損益とは別個に管理されるものであるから、評価益に応じて取り崩す処理は行わない。(完全オリジナル問題)

一問一答

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