問題
企業会計原則の一般原則における単一性の原則に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1単一性の原則は、目的の違いにかかわらず、財務諸表の表示形式を常に単一のものとすることを要請する
- 2単一性の原則は、提出先ごとに異なる会計帳簿を作成し、それぞれの目的に適した利益を計算することを認める
- 3単一性の原則は、種々の目的のために形式の異なる財務諸表を作成することは認めつつ、それらが信頼しうる同一の会計記録に基づいて作成されることを要請する
- 4単一性の原則は、連結財務諸表と個別財務諸表の数値を一致させることを要請する原則である
正解
3. 単一性の原則は、種々の目的のために形式の異なる財務諸表を作成することは認めつつ、それらが信頼しうる同一の会計記録に基づいて作成されることを要請する
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解説
単一性の原則は、株主総会提出のため、信用目的のため、租税目的のため等種々の目的のために異なる形式の財務諸表を作成する必要がある場合であっても、それらの内容は信頼しうる会計記録に基づいて作成されたものであって、政策の考慮のために事実の真実な表示をゆがめてはならないとするものである。すなわち表示の形式は目的に応じて複数あり得るが、基礎となる会計記録は単一でなければならないという実質一元・形式多元を意味し、この内容の記述が正しい。「表示形式を常に単一のものとすることを要請する」は誤りで、原則はむしろ形式の異なる財務諸表の作成を前提として許容している。「提出先ごとに異なる会計帳簿を作成し、それぞれの目的に適した利益を計算することを認める」は、いわゆる二重帳簿を容認する内容であり、単一の会計記録を要請する本原則に反する。「連結財務諸表と個別財務諸表の数値を一致させることを要請する」も誤りで、本原則は目的別に作成される財務諸表の基礎の単一性を問題とするものであり、連結と個別の関係を定めたものではない。
一問一答
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