問題
正規の簿記の原則と重要性の原則の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1重要性の原則の適用によって生じる簿外資産・簿外負債も、網羅性を欠くため常に正規の簿記の原則に違反する
- 2重要性の乏しい項目についての簡便な処理から生じる簿外資産・簿外負債は、正規の簿記の原則に従った処理として認められる
- 3重要性の原則は正規の簿記の原則とは無関係であり、専ら明瞭性の原則の例外としてのみ機能する
- 4重要性の高い項目であっても、事務処理の負担が大きい場合には簿外とすることが認められる
正解
2. 重要性の乏しい項目についての簡便な処理から生じる簿外資産・簿外負債は、正規の簿記の原則に従った処理として認められる
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解説
企業会計原則注解1は、重要性の乏しいものについて簡便な方法によることも正規の簿記の原則に従った処理として認められると明定している。例えば重要性の乏しい消耗品を買入時に費用処理すれば、期末に残存する分は帳簿上の資産とならず簿外資産が生じるが、利害関係者の判断を誤らせるおそれがないため許容される。したがって「簡便な処理から生じる簿外資産・簿外負債は、正規の簿記の原則に従った処理として認められる」という記述が正しい。「網羅性を欠くため常に正規の簿記の原則に違反する」は、注解1の明文に反しており誤りである。「専ら明瞭性の原則の例外としてのみ機能する」も誤りで、重要性の原則は会計処理の面では正規の簿記の原則の適用に関わり、表示の面では明瞭性の原則の適用に関わるという二面性を持つ。「重要性の高い項目であっても、事務処理の負担が大きい場合には簿外とすることが認められる」は誤りで、簡便な処理が許されるのはあくまで重要性の乏しいものに限られ、重要性の高い項目を簿外とすることは網羅性を害し正規の簿記の原則に違反する。
一問一答
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