問題
選択肢
- 1同一企業の財務諸表を期間を通じて比較できることをいい、会計情報の質的特性の階層において最上位に位置づけられる
- 2財務諸表に計上された各項目の金額が、実地棚卸や残高確認などの企業外部の証拠と一致していることをいう
- 3個別の会計基準が、会計基準全体を支える基本的な考え方と矛盾しないことをいい、意思決定有用性を支える一般的制約となる特性と位置づけられる
- 4会計処理の原則および手続を毎期継続して適用することをいい、企業会計原則の継続性の原則と同一の内容を指す
正解
3. 個別の会計基準が、会計基準全体を支える基本的な考え方と矛盾しないことをいい、意思決定有用性を支える一般的制約となる特性と位置づけられる
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解説
討議資料「財務会計の概念フレームワーク」は、会計情報の質的特性を階層的に整理し、最上位に意思決定有用性を置き、これを支えるものとして意思決定との関連性と信頼性を挙げ、さらに両者を一般的に制約する特性として内的整合性と比較可能性を位置づけている。内的整合性とは、ある個別の会計基準が会計基準全体を支える基本的な考え方と矛盾していないことをいい、体系と整合的な基準から導かれた会計情報であってはじめて意思決定に有用でありうる、という関係にある。したがって、個別の会計基準が会計基準全体の基本的な考え方と矛盾しないことをいうとする記述が正しい。同一企業の財務諸表を期間を通じて比較できることをいい階層の最上位に位置づけられるとする記述は、内容としては比較可能性の説明であるうえ、最上位に位置づけられるのは意思決定有用性であるから、二重に誤りである。各項目の金額が実地棚卸や残高確認などの外部の証拠と一致していることをいうとする記述は、監査における証拠との照合や検証可能性に関わる事柄であって、基準体系との整合を問う内的整合性とは次元が異なる。会計処理の原則および手続を毎期継続して適用することをいい継続性の原則と同一の内容であるとする記述も誤りで、継続性の原則は企業会計原則が定める処理の首尾一貫性に関する要請であり、会計基準相互の体系的な整合性を問う内的整合性とは別の概念である。
一問一答
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