税理士に戻る
財務諸表論難易度: 標準

税理士 一問一答財務諸表論 第55問

問題

討議資料「財務会計の概念フレームワーク」における資産の定義として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1企業が法律上の所有権を有する財貨および債権
  2. 2過去の取引または事象の結果として、報告主体が引き受けた経済的資源を引き渡す義務またはその同等物
  3. 3換金価値を有する財産
  4. 4過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源

正解

4. 過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源

詳しい解説を見る

解説

討議資料「財務会計の概念フレームワーク」は、資産を「過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源」と定義する。ここでの支配とは所有権の有無ではなく、経済的資源を利用し便益を享受できる状態を指し、経済的資源とはキャッシュの獲得に貢献する便益の源泉をいう。「企業が法律上の所有権を有する財貨および債権」との記述は、法的所有権を要件とする点で誤りであり、ファイナンス・リース取引における借手の資産計上のように、所有権がなくても支配が認められれば資産となる場合を説明できない。「報告主体が引き受けた経済的資源を引き渡す義務またはその同等物」は同フレームワークにおける負債の定義であり、資産とは貸借対照表の反対側に位置する概念である。「換金価値を有する財産」との記述も誤りで、換金価値の有無は資産性の要件ではなく、前払費用のように直接の換金価値をもたない項目でも、将来の便益に貢献する限り資産として認識されうる。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

財務諸表論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。