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財務諸表論難易度: 標準

税理士 一問一答財務諸表論 第70問

問題

固定資産の減価の原因に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1機能的減価とは、利用や時の経過による磨滅・損耗を原因とする減価をいう
  2. 2物質的減価は減価償却の対象となるが、機能的減価は耐用年数の決定にあたり一切考慮されない
  3. 3機能的減価とは、物質的にはなお使用に耐えるものの、陳腐化や不適応化により資産の経済的価値が減少することをいう
  4. 4天災等の偶発的事情による固定資産の実体の滅失も、正規の減価償却によって配分される減価に含まれる

正解

3. 機能的減価とは、物質的にはなお使用に耐えるものの、陳腐化や不適応化により資産の経済的価値が減少することをいう

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解説

「機能的減価とは、物質的にはなお使用に耐えるものの、陳腐化や不適応化により資産の経済的価値が減少することをいう」が正しい。新技術の出現により旧式化する陳腐化や、経営環境の変化により当該資産が企業の状況に適合しなくなる不適応化がその典型である。「利用や時の経過による磨滅・損耗を原因とする減価」は物質的減価の説明であり、機能的減価の定義として掲げるのは誤りである。「機能的減価は耐用年数の決定にあたり一切考慮されない」も誤りで、耐用年数は物質的減価のみならず機能的減価をも見込んで決定すべきものとされ、両者はともに正規の減価償却に織り込まれる。「天災等の偶発的事情による固定資産の実体の滅失」は、あらかじめ予測することができない偶発的な価値の喪失であるから、計画的・規則的な配分の対象となる減価には含まれず、臨時損失として帳簿価額を切り下げる処理によるべきものである。減価償却は予測可能な減価を対象とする点を押さえておきたい。

一問一答

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