問題
固定資産の臨時損失に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1耐用年数の見積りの変更に伴い、将来の減価償却費を変更後の残存耐用年数に基づいて計算し直す処理をいう
- 2機能的減価を通常より早期に費用化するため、償却率を引き上げる処理をいう
- 3正規の減価償却の一種であり、費用配分の原則に基づく計画的・規則的な原価配分である
- 4災害や事故などの偶発的事情により固定資産の実体が滅失した場合に、その滅失部分について帳簿価額を切り下げる処理をいう
正解
4. 災害や事故などの偶発的事情により固定資産の実体が滅失した場合に、その滅失部分について帳簿価額を切り下げる処理をいう
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
臨時損失とは、「災害や事故などの偶発的事情により固定資産の実体が滅失した場合に、その滅失部分について帳簿価額を切り下げる処理」をいう。予見できない外的事情による資産実体の喪失という事実を帳簿価額に反映させるものであり、取得原価の配分ではなく臨時的な評価減としての性格をもつ。「耐用年数の見積りの変更に伴い、将来の減価償却費を変更後の残存耐用年数に基づいて計算し直す処理」は、企業会計基準第24号「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」における会計上の見積りの変更の取扱いの説明であり、資産実体の滅失を前提とする臨時損失とは異なる。「機能的減価を通常より早期に費用化するため、償却率を引き上げる処理」は償却計画の修正に類する説明であって、臨時損失には当たらない。「正規の減価償却の一種であり…計画的・規則的な原価配分である」との記述も誤りで、臨時損失は偶発的事象に基づく一時の帳簿価額の切下げであり、計画性・規則性を本質とする正規の減価償却とは明確に区別される。
一問一答
5科目1,000問を科目別に学習