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財務諸表論難易度: 標準

税理士 一問一答財務諸表論 第80問

問題

「固定資産の減損に係る会計基準」における回収可能価額に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1回収可能価額とは、正味売却価額と使用価値のいずれか低い方の金額をいう
  2. 2回収可能価額とは再調達原価をいい、資産を再取得する場合の支出額によって測定される
  3. 3回収可能価額として正味売却価額と使用価値のいずれか高い方を用いるのは、企業が売却と継続使用のうち、より有利な手段を選択して投資額を回収すると考えられるからである
  4. 4使用価値とは、資産の市場価格から処分費用見込額を控除した金額をいう

正解

3. 回収可能価額として正味売却価額と使用価値のいずれか高い方を用いるのは、企業が売却と継続使用のうち、より有利な手段を選択して投資額を回収すると考えられるからである

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解説

「回収可能価額として正味売却価額と使用価値のいずれか高い方を用いるのは、企業が売却と継続使用のうち、より有利な手段を選択して投資額を回収すると考えられるからである」が正しい。「固定資産の減損に係る会計基準」は、資産に対する投資の回収手段として売却による回収と使用による回収の二つを想定し、合理的な経営者はいずれか有利な方を選択するという前提から、高い方の金額まで帳簿価額を切り下げれば投資の回収可能性を適切に反映できると考えている。「いずれか低い方の金額をいう」との記述は定義を逆にしたものであり、低い方まで切り下げると回収が見込まれる額を下回って過剰に減額することになるため誤りである。「再調達原価をいい、資産を再取得する場合の支出額によって測定される」も誤りで、再取得のための支出額は投資額の回収という減損会計の測定思考とは無関係である。「資産の市場価格から処分費用見込額を控除した金額」は正味売却価額の説明であり、使用価値の説明としては誤りである。使用価値とは、資産の継続的使用と使用後の処分によって生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの現在価値をいう。

一問一答

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