税理士に戻る
財務諸表論難易度: 標準

税理士 一問一答財務諸表論 第113問

問題

企業会計原則注解18に基づく引当金の計上に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 1引当金のうち賞与引当金は負債の部に、貸倒引当金は資産の部に控除形式で記載される
  2. 2引当金繰入額は将来の支出見込額の全額を計上するのであって、当期の負担に属する金額に限定されない
  3. 3発生の可能性の低い偶発事象に係る費用又は損失については、引当金を計上することはできない
  4. 4引当金の計上は、将来の特定の費用又は損失に係る適正な期間損益計算を行うことを目的とする

正解

2. 引当金繰入額は将来の支出見込額の全額を計上するのであって、当期の負担に属する金額に限定されない

詳しい解説を見る

解説

『引当金繰入額は将来の支出見込額の全額を計上するのであって、当期の負担に属する金額に限定されない』という記述が誤りである。企業会計原則注解18は、4要件を満たす場合に当期の負担に属する金額を当期の費用又は損失として引当金に繰り入れると定めており、繰入額は将来の支出見込額のうち当期の収益に対応し当期に帰属すべき部分に限られる。将来支出の全額を一時に繰り入れれば、翌期以降が負担すべき部分まで当期の費用となり、適正な期間損益計算がかえって歪められる。他方、賞与引当金が負債の部に、貸倒引当金が資産の部に控除形式で記載されるという記述は、注解18が引当金の残高を貸借対照表の負債の部又は資産の部に記載するとしていることに合致し正しい。発生の可能性の低い偶発事象に係る費用又は損失について引当金を計上できないという記述も、注解18の定めのとおり正しい。引当金計上の目的を適正な期間損益計算に求める記述も、発生主義に基づく引当金の趣旨の説明として正しい。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

財務諸表論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。