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財務諸表論難易度: 標準

税理士 一問一答財務諸表論 第137問

問題

個別貸借対照表の「評価・換算差額等」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1その他有価証券評価差額金は、当期の損益計算書を経由して評価・換算差額等に計上される
  2. 2その他有価証券評価差額金や繰延ヘッジ損益は、払込資本ではなく、かつ、いまだ当期純利益に含められていないため、株主資本とは区別して評価・換算差額等に計上される
  3. 3評価・換算差額等は、株主資本の内訳項目である
  4. 4連結貸借対照表においても、「評価・換算差額等」という名称がそのまま用いられる

正解

2. その他有価証券評価差額金や繰延ヘッジ損益は、払込資本ではなく、かつ、いまだ当期純利益に含められていないため、株主資本とは区別して評価・換算差額等に計上される

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解説

企業会計基準第5号によれば、その他有価証券評価差額金や繰延ヘッジ損益のように、資産又は負債を時価をもって評価した場合の評価差額を当期の損益としていない項目は、株主からの払込資本ではなく、かつ、いまだ当期純利益に含められていないことから、株主資本とは区別され、個別貸借対照表では評価・換算差額等として純資産の部に記載される。『その他有価証券評価差額金は当期の損益計算書を経由して計上される』という記述は、この評価差額が損益に計上されることなく純資産の部へ直接計上される、いわゆる純資産直入の処理によることに反し誤りである。『評価・換算差額等は株主資本の内訳項目である』という記述は、払込資本でも留保利益でもない項目を株主資本から区別するという区分の趣旨そのものに反し誤りである。『連結貸借対照表においても評価・換算差額等という名称がそのまま用いられる』という記述は、包括利益の表示に関する会計基準の適用に伴い、連結ではその他の包括利益累計額として表示されることに反し誤りである。個別と連結で名称が異なる点に注意したい。

一問一答

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