負債の勘定科目
25科目支払義務・債務(買掛金・借入金など)
負債の基本ルール
負債は「貸方=増加・借方=減少」。買掛金・借入金・未払金など、将来支払い義務のある債務を示します。
流動負債(19科目)
預り金
(あずかりきん)貸方↑3級従業員の給料から天引きした所得税や社会保険料など、後日第三者に支払うために一時的に預かった金銭。
買掛金
(かいかけきん)貸方↑3級商品を掛け(後払い)で仕入れたときに発生する代金の未払分。営業上の債務。
借入金
(かりいれきん)貸方↑3級銀行や取引先などから借り入れた金銭。返済期限到来時に返済する義務がある。
仮受金
(かりうけきん)貸方↑3級入金の内容や金額の内訳が不明な場合に一時的に処理する勘定。後日内容が判明したら適切な科目に振り替える。
支払手形
(しはらいてがた)貸方↑3級商品売買などの営業取引に基づいて振り出した約束手形。満期日に代金を支払う義務。
社会保険料預り金
(しゃかいほけんりょうあずかりきん)貸方↑3級従業員の給料から天引きした社会保険料(健康保険・厚生年金)の従業員負担分を預かる勘定。
商品保証引当金
(しょうひんほしょうひきあてきん)貸方↑2級販売した商品の保証期間内に発生する修理費用等に備えて計上する引当金。
賞与引当金
(しょうよひきあてきん)貸方↑2級翌期に支給する賞与のうち当期の負担に属する金額を見積もって計上する引当金。
所得税預り金
(しょとくぜいあずかりきん)貸方↑3級従業員の給料から天引きした源泉所得税を一時的に預かる勘定。税務署に納付するまでの預り金。
手形借入金
(てがたかりいれきん)貸方↑3級約束手形を差し入れて金銭を借り入れた場合の債務。
電子記録債務
(でんしきろくさいむ)貸方↑3級電子債権記録機関への記録により発生する金銭債務。手形に代わる新しい決済手段。
返品調整引当金
(へんぴんちょうせいひきあてきん)貸方↑2級将来の返品による損失に備えて計上する引当金。売上総利益率を基に見積もる。
前受金
(まえうけきん)貸方↑3級商品の販売に先立って受け取った手付金・内金。商品を引き渡す義務を表す。
前受収益
(まえうけしゅうえき)貸方↑3級継続的な役務提供契約に基づき、まだ提供していない役務に対して受け取った対価。決算時の経過勘定。
未払金
(みばらいきん)貸方↑3級商品売買以外の取引で発生した未払いの代金。固定資産の購入代金の未払分など。
未払社債利息
(みばらいしゃさいりそく)貸方↑2級決算日時点で発生しているが未払いの社債利息。経過利息として計上する。
未払消費税
(みばらいしょうひぜい)貸方↑3級決算時に確定した消費税の納付額。仮受消費税と仮払消費税の差額として計上される。
未払費用
(みばらいひよう)貸方↑3級継続的な役務提供契約に基づき、すでに提供を受けたがまだ支払っていない費用。決算時の経過勘定。
未払法人税等
(みばらいほうじんぜいとう)貸方↑3級決算時に計上する法人税・住民税・事業税の未納付額。
固定負債(5科目)
繰延税金負債
(くりのべぜいきんふさい)貸方↑2級将来の税金を増額させる効果を持つ負債。税効果会計により将来加算一時差異に対して計上する。
社債
(しゃさい)貸方↑2級企業が不特定多数の投資家から資金を調達するために発行する債券。長期借入の手段。
修繕引当金
(しゅうぜんひきあてきん)貸方↑2級将来の大規模修繕に備えて毎期計上する引当金。修繕費の平準化を目的とする。
退職給付引当金
(たいしょくきゅうふひきあてきん)貸方↑2級従業員の退職給付に備えて計上する引当金。将来の退職金支払義務を見積もる。
リース債務
(りーすさいむ)貸方↑2級ファイナンス・リース取引から生じるリース料の支払義務。リース資産に対応する負債。