費用の勘定科目
79科目仕入・給料・支払利息など利益を圧迫する要素
費用の基本ルール
費用は発生時に借方に計上。仕入・給料・支払利息など、収益を得るためにかかったコストを示します。
売上原価(5科目)
販売費及び一般管理費(25科目)
貸倒損失
(かしだおれそんしつ)借方↑3級売掛金や受取手形などの債権が回収不能(貸倒れ)となった場合に計上する損失。
貸倒引当金繰入
(かしだおれひきあてきんくりいれ)借方↑3級決算時に売掛金・受取手形などの債権に対して貸倒れの見積額を費用計上する勘定。
給料
(きゅうりょう)借方↑3級従業員に支払う給与・賃金。源泉所得税や社会保険料を差し引く前の総支給額で計上する。
減価償却費
(げんかしょうきゃくひ)借方↑3級建物・備品・車両運搬具など、有形固定資産の価値の減少分を費用として配分する勘定。
研究開発費
(けんきゅうかいはつひ)借方↑2級新技術・新製品の研究開発に要した費用。発生時に全額を費用処理する。
広告宣伝費
(こうこくせんでんひ)借方↑3級新聞・雑誌・テレビ・インターネット等への広告掲載費やチラシ・ポスターなどの宣伝費用。
雑費
(ざっぴ)借方↑3級他の費用科目に分類されない少額で臨時的な営業上の経費。
支払地代
(しはらいちだい)借方↑3級土地(駐車場・資材置場など)を借りるために支払う地代。
支払手数料
(しはらいてすうりょう)借方↑3級銀行の振込手数料やクレジットカード会社への手数料など、各種サービスに対して支払う手数料。
支払家賃
(しはらいやちん)借方↑3級事務所・店舗・倉庫などの建物を借りるために支払う家賃。
修繕費
(しゅうぜんひ)借方↑3級建物や備品などの固定資産の修理・維持管理にかかる費用。原状回復のための支出。
修繕引当金繰入
(しゅうぜんひきあてきんくりいれ)借方↑2級将来の大規模修繕に備えて当期の費用として繰り入れる額。
消耗品費
(しょうもうひんひ)借方↑3級文房具・コピー用紙・トナーなど、短期間で消費される少額の事務用品や消耗品の購入費。
賞与引当金繰入
(しょうよひきあてきんくりいれ)借方↑2級翌期支給予定の賞与のうち当期の負担分を費用として計上するための繰入額。
水道光熱費
(すいどうこうねつひ)借方↑3級事業所で使用する水道料金・電気料金・ガス料金などのライフラインに関する費用。
租税公課
(そぜいこうか)借方↑3級固定資産税・印紙税・自動車税など、事業に関する税金や、各種の公的な手数料。
ソフトウェア償却
(そふとうぇあしょうきゃく)借方↑2級ソフトウェアの取得原価を利用可能期間にわたり費用配分するための償却額。
退職給付費用
(たいしょくきゅうふひよう)借方↑2級当期に発生した退職給付債務の増加額に対応する費用。退職給付引当金に繰り入れる。
通信費
(つうしんひ)借方↑3級電話料金・インターネット通信費・切手代・はがき代など、通信に関する費用。
特許権償却
(とっきょけんしょうきゃく)借方↑2級特許権の取得原価を効果の及ぶ期間にわたり費用配分するための償却額。
のれん償却
(のれんしょうきゃく)借方↑2級のれんを規則的に費用配分するための償却額。20年以内の期間で定額法により償却する。
発送費
(はっそうひ)借方↑3級商品の販売時に発生する荷造り費用や運送費。荷造発送費ともいう。
法定福利費
(ほうていふくりひ)借方↑3級健康保険・厚生年金・雇用保険など、法律で定められた社会保険料の会社負担分。
保険料
(ほけんりょう)借方↑3級事業に関する火災保険・自動車保険などの損害保険料。
旅費交通費
(りょひこうつうひ)借方↑3級業務上の移動にかかる交通費(電車・バス・タクシー代)や出張に伴う宿泊費など。
営業外費用(8科目)
株式交付費
(かぶしきこうふひ)借方↑2級株式の発行に際して支出した費用。原則として支出時に費用処理する。
為替差損
(かわせさそん)借方↑2級外貨建取引において為替レートの変動により生じた損失。
雑損
(ざっそん)借方↑3級他の費用科目に該当しない少額の損失。現金過不足の雑損処理や、その他の臨時的な少額損失。
支払利息
(しはらいりそく)借方↑3級借入金などに対して支払う利息。金融機関や取引先への借入れに伴う金利負担。
社債発行費
(しゃさいはっこうひ)借方↑2級社債の発行に際して支出した費用。原則として支出時に費用処理する。
社債利息
(しゃさいりそく)借方↑2級社債の発行者が投資家に支払う利息。営業外費用として計上する。
有価証券売却損
(ゆうかしょうけんばいきゃくそん)借方↑2級有価証券を帳簿価額よりも低い価額で売却した場合の差損。
有価証券評価損
(ゆうかしょうけんひょうかそん)借方↑2級売買目的有価証券の時価が帳簿価額を下回る場合の評価差損。
特別損失(2科目)
経過勘定(前払費用)(2科目)
経過勘定(未収収益)(1科目)
経過勘定(未払費用)(1科目)
経過勘定(貯蔵品)(1科目)
法人税等(2科目)
製造原価(18科目)
外注加工費
(がいちゅうかこうひ)借方↑2級外部の業者に加工を委託した際に発生する費用。直接経費に分類される。
間接経費
(かんせつけいひ)借方↑2級製品に直接跡付けることができない経費。製造間接費の構成要素。
間接材料費
(かんせつざいりょうひ)借方↑2級製品に直接跡付けることができない材料の消費額。製造間接費の構成要素。
間接労務費
(かんせつろうむひ)借方↑2級製品に直接跡付けることができない労務費。製造間接費の構成要素。
経費
(けいひ)借方↑2級材料費・労務費以外の製造原価。直接経費と間接経費に分類される。
固定製造原価
(こていせいぞうげんか)借方↑2級直接原価計算において期間原価として処理される固定的な製造原価。
材料費
(ざいりょうひ)借方↑2級製品の製造に消費された材料の原価。直接材料費と間接材料費に分類される。
材料副費
(ざいりょうふくひ)借方↑2級材料の購入に付随して発生する費用。引取運賃、保険料、荷役費、関税等。
作業屑
(さぎょうくず)借方↑2級製造過程で発生する切り落とし・削りかす等の残余物。売却価値がある場合に計上する。
仕損費
(しそんひ)借方↑2級製造過程で生じた不良品(仕損品)にかかった原価。正常仕損と異常仕損に区分する。
製造間接費
(せいぞうかんせつひ)借方↑2級製品に直接対応させることができない製造原価。配賦基準により各製品に配賦する。
製造原価
(せいぞうげんか)借方↑2級製品の製造にかかった原価の総額。材料費・労務費・経費から構成される。
直接経費
(ちょくせつけいひ)借方↑2級特定の製品の製造に直接対応する経費。外注加工費が代表的。
直接材料費
(ちょくせつざいりょうひ)借方↑2級特定の製品の製造に直接消費された材料の原価。主要材料費・買入部品費が含まれる。
直接労務費
(ちょくせつろうむひ)借方↑2級特定の製品の製造に直接従事した直接工の賃金。直接作業時間に基づき計算する。
賃金・給料
(ちんぎん・きゅうりょう)借方↑2級工場で働く直接工・間接工に支払う給与。工業簿記における労務費の中心科目。
動力費
(どうりょくひ)借方↑2級工場の機械装置を稼働させるための電力・ガス・水道等の費用。間接経費に分類される。
労務費
(ろうむひ)借方↑2級製品の製造に関わる労働力の対価。直接労務費と間接労務費に分類される。
原価差異(9科目)
原価差異
(げんかさい)借方↑2級標準原価と実際原価の差額の総称。各種差異を集計した勘定科目。
固定費調整
(こていひちょうせい)借方↑2級直接原価計算の営業利益を全部原価計算の営業利益に調整するための項目。
材料受入価格差異
(ざいりょううけいれかかくさい)借方↑2級材料の予定受入価格と実際受入価格の差額。購買活動の管理に使用される差異。
材料消費価格差異
(ざいりょうしょうひかかくさい)借方↑2級材料の予定消費価格と実際消費価格の差額。原価管理に使用される差異。
製造間接費配賦差異
(せいぞうかんせつひはいふさい)借方↑2級製造間接費の予定配賦額と実際発生額の差額。予算差異と操業度差異に分析できる。
操業度差異
(そうぎょうどさい)借方↑2級実際操業度と基準操業度の差に固定費率を乗じた差異。設備の利用度を示す。
賃率差異
(ちんりつさい)借方↑2級予定賃率と実際賃率の差額に実際作業時間を乗じた差異。労務費の原価差異。
能率差異
(のうりつさい)借方↑2級標準操業度と実際操業度の差に配賦率を乗じた差異。作業能率の良否を示す。
予算差異
(よさんさい)借方↑2級製造間接費の実際発生額と予算許容額の差額。原価管理上最も重要な差異。