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紛争の解決方法と国際法務難易度: 標準

ビジネス実務法務検定2級 一問一答紛争の解決方法と国際法務 第20問

問題

国際的な取引から生じる紛争を解決する手段として、訴訟ではなく国際商事仲裁が選好されることが多い。その理由として最も適切でないものはどれか。

選択肢

  1. 1ニューヨーク条約により、外国仲裁判断は多くの国で承認・執行が比較的容易であり、判決の外国における執行に比べて実効性が高い
  2. 2仲裁は当事者が仲裁地・使用言語・準拠法・仲裁人を合意で選択でき、中立的な場での解決が図りやすい
  3. 3仲裁は手続が原則非公開であり、企業秘密や取引内容の秘密保持に資する
  4. 4仲裁判断には事実認定の誤りを理由とする上訴制度が広く整備されており、何度でも上級機関で争えるため最終的な結論の妥当性が裁判より高い

正解

4. 仲裁判断には事実認定の誤りを理由とする上訴制度が広く整備されており、何度でも上級機関で争えるため最終的な結論の妥当性が裁判より高い

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解説

国際取引で国際商事仲裁が選好される主な理由は、第一に外国仲裁判断の承認・執行に関するニューヨーク条約により多数の締約国で仲裁判断の執行が比較的容易である点(外国判決の執行は相互保証等の要件が厳しい)、第二に仲裁地・言語・準拠法・仲裁人を当事者が選べ中立性を確保しやすい点、第三に手続が非公開で秘密保持に資する点である。これに対し仲裁は一回的・最終的解決を旨とし、事実認定の当否を理由に何度も上訴して争う制度は備えていない(取消しは限定的事由のみ)。むしろ上訴がないことが迅速性の利点である。したがって上訴で何度でも争えることを利点とする記述は適切でない。

一問一答

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