問題
国際取引で頻繁に用いられる定型取引条件(インコタームズ)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1インコタームズは条約であり、締約国の当事者間の契約には当事者の合意の有無にかかわらず強行的に適用される
- 2インコタームズは準拠法を決定するためのルールであり、当事者が選択しない場合の準拠法を一義的に定める
- 3インコタームズは国際商業会議所(ICC)が定める貿易取引条件の解釈に関する国際規則であり、危険負担の移転時期や費用負担の分担などを類型化している
- 4インコタームズは国内取引にのみ適用される規則で、国際的な物品売買には用いることができない
正解
3. インコタームズは国際商業会議所(ICC)が定める貿易取引条件の解釈に関する国際規則であり、危険負担の移転時期や費用負担の分担などを類型化している
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解説
インコタームズ(Incoterms)は、国際商業会議所(ICC)が制定する貿易取引条件の解釈に関する国際的な統一規則である。FOB、CIF、EXW、DDPなどの定型条件ごとに、売主・買主間の物品の引渡し、危険(リスク)負担の移転時期、運送・保険・通関等の費用負担の分担を類型化して定めており、当事者がこれを契約に取り込むことで契約解釈の明確化と取引の円滑化を図る。インコタームズは条約や法律ではなく、当事者が契約で採用してはじめて適用される任意の規則であって、合意なしに強行的に適用されるものではない。また準拠法を決定するルールでもなく、国内取引専用でもない。したがってICCが定める貿易取引条件の解釈規則とする記述が最も適切である。
一問一答
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