問題
次のア〜エの民事保全・強制執行に関する記述のうち、適切なものの組み合わせはどれか。ア:仮差押えは金銭債権の保全のための保全処分である イ:強制執行には原則として債務名義が必要である ウ:担保権の実行としての競売には債務名義が必要である エ:民事保全命令は被保全権利と保全の必要性の疎明によって発令され得る
選択肢
- 1ア・イ・エ
- 2ア・ウ・エ
- 3イ・ウ・エ
- 4ア・イ・ウ
正解
1. ア・イ・エ
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解説
アは正しい。仮差押えは金銭債権の将来の強制執行を保全するための保全処分である(民事保全法20条)。イも正しい。強制執行をするには原則として請求権の存在と内容を公証する債務名義が必要である(民事執行法22条)。エも正しい。民事保全命令は迅速性が重視されるため、被保全権利の存在と保全の必要性を疎明することによって発令され得る(13条2項)。これに対しウは誤りである。抵当権など担保権の実行としての競売(担保不動産競売等)は債務名義を要せず、担保権の存在を証する文書を提出して申し立てることができる(181条)。これが一般債権者による強制執行(債務名義が必要)との重要な違いである。したがって適切なのはア・イ・エの組み合わせである。
一問一答
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