問題
支配人(会社の使用人)に関する記述として、適切でないものはどれか。
選択肢
- 1支配人は、会社に代わってその事業に関する一切の裁判上・裁判外の行為をする権限(包括的代理権)を有する。
- 2支配人の代理権に加えた制限は、善意の第三者に対抗することができない。
- 3支配人は、会社の許可を受けなければ、自ら営業を行い、または他の会社の取締役等となることができない(競業避止・精力分散防止)。
- 4支配人の代理権の範囲は取引ごとに会社が個別に授権する必要があり、包括的な権限は認められない。
正解
4. 支配人の代理権の範囲は取引ごとに会社が個別に授権する必要があり、包括的な権限は認められない。
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解説
支配人とは、会社に代わってその事業に関する一切の裁判上または裁判外の行為をする包括的代理権を有する使用人をいう(会社法11条1項)。取引ごとの個別授権を要するものではなく、包括的権限が法律上当然に認められる点に特徴があるため当該選択肢は誤り。会社が支配人の代理権に内部的な制限を加えても、その制限を善意の第三者に対抗することはできず(同条3項)、取引の安全が図られる。支配人は会社の信頼を背景に強い権限を持つため、会社の許可なく自ら営業を行い、または他の会社の使用人・取締役・執行役等となること等が禁止される(会社法12条、競業避止・精力分散防止義務)。
一問一答
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