ビジネス実務法務検定2級トップに戻る
企業活動の規制と労働法難易度: 標準

ビジネス実務法務検定2級 一問一答企業活動の規制と労働法 第59問

問題

使用者による懲戒処分に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1懲戒処分が、当該行為の性質・態様その他の事情に照らして客観的に合理的な理由を欠き社会通念上相当でない場合、権利の濫用として無効となる
  2. 2使用者は、就業規則に懲戒の定めがなくても、労働者を自由に懲戒することができる
  3. 3懲戒解雇は使用者の経営判断であり、その有効性が裁判所で争われることはない
  4. 4懲戒処分は一度の非違行為に対して何度でも繰り返し行うことができる

正解

1. 懲戒処分が、当該行為の性質・態様その他の事情に照らして客観的に合理的な理由を欠き社会通念上相当でない場合、権利の濫用として無効となる

詳しい解説を見る

解説

懲戒処分は企業秩序維持のために使用者が行うが無制限ではない。労働契約法15条は、使用者の懲戒が、労働者の行為の性質・態様その他の事情に照らして客観的に合理的な理由を欠き社会通念上相当でない場合は権利を濫用したものとして無効とすると定める。懲戒には就業規則等にあらかじめ懲戒事由と種類を定め周知しておくことが必要で、定めなく自由に懲戒することはできない。懲戒解雇を含め処分の有効性は裁判所で審査される。また同一の非違行為に対して重ねて懲戒を科すことは一事不再理の趣旨に反し許されず、罪刑均衡・平等取扱い・適正手続といった懲戒権行使の諸原則を満たす必要がある。

一問一答

全400問を繰り返し学習

企業活動の規制と労働法の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格ではビジネス実務法務検定2級の全600問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。ビジネス実務法務検定2級は「企業取引の法務/債権の管理と回収/株式会社の組織と運営/企業財産と知的財産/企業活動の規制と労働法/紛争の解決方法と国際法務」の6領域から出題されます。民法・商法・会社法を中心に、3級より実践的・応用的な事例が問われます。