問題
所有権留保による売買代金債権の担保に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1所有権留保は、目的物の引渡しと同時に所有権が買主に移転するため、売主に担保的機能は生じない
- 2所有権留保とは、売主が売買代金の完済を受けるまで目的物の所有権を留保し、代金完済を条件として買主に所有権を移転する担保の方法である
- 3所有権留保付売買では、買主が代金を完済しなくても、引渡しを受けた時点で確定的に所有権を取得する
- 4所有権留保は法律に明文で定められた典型担保であり、当事者の合意によらず法律上当然に発生する
正解
2. 所有権留保とは、売主が売買代金の完済を受けるまで目的物の所有権を留保し、代金完済を条件として買主に所有権を移転する担保の方法である
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解説
所有権留保は、売主が代金完済まで目的物の所有権を自己に留保し、代金完済を停止条件として買主に所有権を移転する非典型担保の一種である。割賦販売等で広く用いられ、買主が代金を支払わない場合に売主は所有権に基づき目的物を引き揚げることができるため、担保的機能を持つ。よって所有権留保の定義を述べた記述が正しい。引渡し後も代金完済まで所有権は売主に留保されるのであって、引渡しと同時に所有権が移転して担保的機能が生じないとする記述、および引渡し時点で買主が確定的に所有権を取得するとする記述はいずれも誤り。所有権留保は当事者の合意(特約)によって生じる非典型担保であり、法律上当然に発生する典型担保ではないので、これを法律上当然に発生する典型担保とする記述も誤りである。
一問一答
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