問題
A社は自社の新商品に使用する商標について商標登録出願を検討している。商標権に関する次の記述のうち、最も適切なものを①〜④の中から1つ選びなさい。
選択肢
- 1商標権の存続期間は設定登録の日から10年であるが、更新登録の申請により何度でも更新でき、実質的に半永久的に権利を維持することができる。
- 2商標権は設定登録により発生するが、一度登録されれば、登録後3年以上継続して使用していなくても取り消されることは一切ない。
- 3他人の登録商標と同一・類似の商標を、指定商品・役務と非類似の商品に使用する行為も、常に商標権の侵害となる。
- 4商標登録出願は、現に商標を使用している者でなければすることができず、これから使用しようとする者は出願できない。
正解
1. 商標権の存続期間は設定登録の日から10年であるが、更新登録の申請により何度でも更新でき、実質的に半永久的に権利を維持することができる。
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
存続期間は設定登録から10年だが更新登録申請で何度でも更新でき実質半永久的に維持できるとする記述が適切。商標権の存続期間は設定登録から10年だが、更新登録申請により10年ごとに何度でも更新でき、半永久的に維持できる(商標法19条)。これは存続期間が限定される特許権・著作権と異なる商標権の特徴である。登録後3年以上不使用でも取り消されることは一切ないとする記述は誤りで、登録後継続して3年以上不使用の場合は不使用取消審判により取り消され得る(50条)。指定商品・役務と非類似の商品への使用も常に侵害となるとする記述も誤りで、商標権の効力は原則として指定商品・役務と同一・類似の範囲に及ぶのであって、非類似商品への使用が「常に侵害」となるわけではない。現に使用している者でなければ出願できないとする記述も誤りで、これから使用する意思があれば未使用でも出願でき、現実の使用は出願要件ではない。
一問一答
全400問を繰り返し学習