問題
著作権の制限(権利が及ばない場合)に関する次の記述のうち、最も適切でないものはどれか。
選択肢
- 1個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用する目的での複製(私的使用のための複製)は、原則として認められる。
- 2公正な慣行に合致し、引用の目的上正当な範囲内で行われる公表された著作物の引用は認められる。
- 3私的使用目的であっても、その複製物を不特定多数に販売・頒布する目的で大量に複製する行為まで自由に認められる。
- 4学校その他の教育機関における授業の過程での利用など、一定の場合には著作物の複製等が認められる。
正解
3. 私的使用目的であっても、その複製物を不特定多数に販売・頒布する目的で大量に複製する行為まで自由に認められる。
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解説
著作権法30条の私的使用のための複製は「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内」での使用を目的とする場合に限られる。複製物を不特定多数に販売・頒布する目的での大量複製は、もはや私的使用とはいえず権利制限の範囲を超えて著作権侵害となるから、私的使用目的でも販売・頒布目的の大量複製まで自由に認められるとする記述が誤り。引用は公正な慣行に合致し報道・批評・研究等の目的上正当な範囲で公表著作物を利用するもので、出所明示等の要件下で認められる(32条、正当な範囲内の引用が認められるとする記述は適切)。学校等の教育機関での授業の過程での複製等も一定の要件で認められる(35条、教育機関の授業の過程での利用が認められるとする記述は適切)。権利制限規定は要件を満たす範囲でのみ許される点の理解が重要である。
一問一答
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