問題
根抵当権に関する記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- 1根抵当権は特定の1回の借入れのみを担保する権利である
- 2根抵当権は極度額の範囲内で繰り返し発生する不特定の債権を担保する権利である
- 3根抵当権には極度額の定めがない
- 4根抵当権は個人の住宅ローンで一般的に使われる
正解
2. 根抵当権は極度額の範囲内で繰り返し発生する不特定の債権を担保する権利である
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解説
【正解】根抵当権は極度額の範囲内で繰り返し発生する不特定の債権を担保する権利である 【解説】 根抵当権は、一定の範囲(取引の範囲)に属する不特定の債権を、極度額(上限金額)の範囲内で担保する権利です。「特定の1回の借入れのみを担保」は誤りで、それは通常の抵当権の特徴で、根抵当権は継続的取引で繰り返し発生する不特定の債権を担保する点が大きな違いです。「極度額の定めがない」も誤りで、根抵当権には必ず極度額(上限金額)を定める必要があります。「個人の住宅ローンで一般的に使われる」も誤りで、住宅ローンは特定の1回の借入を担保するため通常の抵当権が使われ、根抵当権は主に事業者の継続取引(運転資金等)で利用されます。 【関連知識】 ■根抵当権の特徴 ・被担保債権: 一定範囲の不特定の継続的取引から生じる債権 ・極度額: 担保する金額の上限を必ず設定 ・元本確定: 一定期間経過後、または事由発生で被担保債権が確定(その後は通常の抵当権と同様) ・付従性なし: 個々の債権との付従性なし、一旦弁済しても消滅しない ■通常の抵当権との比較 ・抵当権: 特定債権、付従性あり、債権消滅で抵当権も消滅 ・根抵当権: 不特定債権、付従性なし、極度額の範囲で繰り返し利用可 ■根抵当権の利用シーン ・中小企業の運転資金借入(短期繰り返し融資) ・取引信用枠の設定 ・継続的な商取引の決済担保 ■極度額 ・例: 極度額1,000万円なら、債権残高がどう変動してもこの範囲で担保 ・元本確定後は確定時点の債権額が担保額 ■元本確定事由 ・確定期日の到来 ・元本確定請求(一定要件下で) ・債務者・根抵当権設定者の死亡 ・破産手続開始決定 ・抵当不動産の競売手続開始 ■変更登記 ・極度額変更: 後順位抵当権者・転抵当権者等の利害関係人の承諾が必要 ・債務者変更・債権の範囲変更: 元本確定前であれば可能 ■住宅ローンとの違い ・住宅ローン: 特定の借入金額を一回で借入、抵当権設定 ・事業ローンの一部: 限度額内で繰り返し借入、根抵当権設定
一問一答
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