問題
Aは、Bから金銭を借り受け、Cが、Aの同貸金債務を保証した。次の記述のうち、民法の規定に照らし、誤っているものはどれか。
選択肢
- 1AがBに対し保証人を立てる義務を負う場合において、BがCを指名したときは、Cが弁済をする資力を有しなくなったときでも、Bは、Aに対し、Cに代えて資力を有する保証人を立てることを請求することはできない。
- 2AがBに対し保証人を立てる義務を負う場合において、BがCを指名するときは、Cは、行為能力者でなければならない。
- 3BのAに対する履行の請求その他の事由による時効の完成猶予及び更新は、Cに対しても、その効力を生ずる。
- 4Cの保証債務は、Aの債務に関する利息、違約金、損害賠償その他その債務に従たるすべてのものを包含する。
- 5Cは、その保証債務についてのみ、違約金又は損害賠償の額を約定することができる。
正解
2. AがBに対し保証人を立てる義務を負う場合において、BがCを指名するときは、Cは、行為能力者でなければならない。
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解説
正解は2(誤っているもの)。債務者が保証人を立てる義務を負う場合、保証人は行為能力者であり弁済の資力を有する者でなければならないが、債権者が保証人を指名したときはこれらの要件は適用されない(民法450条1項・3項)。よって債権者Bが保証人Cを指名する場合でもCが行為能力者でなければならないとする2は誤り。1は債権者が指名した場合、保証人が弁済資力を失っても代わりの保証人を立てるよう請求できない(450条2項・3項)ので正しい。3は主たる債務者に対する履行の請求等による時効の完成猶予・更新は保証人にも効力を生ずる(457条1項)ので正しい。4は保証債務は主たる債務の利息・違約金・損害賠償その他従たるものを包含する(447条1項)ので正しい。5は保証人はその保証債務についてのみ違約金・損害賠償の額を約定できる(447条2項)ので正しい。(出典: 令和6年度 行政書士試験 問題31)
一問一答
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