問題
行政不服審査法が定める教示に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
選択肢
- 1行政庁は、利害関係人から、当該処分が不服申立てをすることができる処分であるかどうかや不服申立期間等につき教示を求められても、利害関係人は処分の相手方以外の者であることから、当該事項等を教示する必要はない。
- 2行政庁は、審査請求もしくは再調査の請求または他の法令に基づく不服申立てをすることができる処分を書面でする場合、当該処分の相手方に対し、不服申立てができること、不服申立てをすべき行政庁、不服申立てができる期間について、教示をしなければならないが、口頭による教示も認められている。
- 3行政庁は、利害関係人から、当該処分が不服申立てをすることができる処分であるかどうかや不服申立期間等につき書面による教示を求められた場合であっても、これに代えて口頭により教示をすることができる。
- 4処分庁により審査請求をすべき行政庁について誤った行政庁が教示された場合、誤って教示された行政庁に書面で審査請求がなされたときは、当該行政庁は、審査庁となるべき行政庁を改めて教示し、審査請求人に審査請求書を返送しなければならない。
- 5処分庁が不服申立てをすべき行政庁につき教示を怠った場合、当該処分に不服がある者は、処分庁に審査請求書を提出することができ、処分庁以外の行政庁に審査請求ができる処分であるときは、処分庁は、審査請求書を当該行政庁に送付しなければならず、送付された場合、初めから当該行政庁に審査請求がされたものとみなされる。
正解
5. 処分庁が不服申立てをすべき行政庁につき教示を怠った場合、当該処分に不服がある者は、処分庁に審査請求書を提出することができ、処分庁以外の行政庁に審査請求ができる処分であるときは、処分庁は、審査請求書を当該行政庁に送付しなければならず、送付された場合、初めから当該行政庁に審査請求がされたものとみなされる。
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解説
正解は5。処分庁が教示をしなかった場合、不服がある者は処分庁に審査請求書を提出でき、処分庁以外が審査庁となるべきときは処分庁がこれを当該行政庁へ送付し、送付されたときは初めから当該行政庁に審査請求がされたものとみなされる(行政不服審査法83条)。よって5が妥当。1は利害関係人から求められれば教示義務がある(82条2項)ため誤り。2の書面処分の教示は口頭では足りず誤り。3は書面教示を求められたら書面で教示しなければならず(82条3項)誤り。4は誤った教示の救済規定(22条)の内容と異なり誤り。(出典: 令和7年度 行政書士試験 問題16)
一問一答
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