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民法難易度: 標準2025年度

行政書士 過去問民法 第47問

問題

即時取得に関する次のア〜オの記述のうち、民法の規定および判例に照らし、妥当なものの組合せはどれか。アAは、相続により、被相続人Bが現に占有していた動産甲を、それが設置された不動産と共に承継したが、甲はCの所有物であった。この場合、甲がBの所有物でないことにつきAが善意・無過失であれば、Aは甲を即時取得する。イAは、売買により動産乙を、現にそれを占有する未成年者Bから購入して現実の引渡しを受けたが、その後、Bの法定代理人Cが、AB間の売買契約を未成年を理由に取り消した。この場合、Bが未成年者であったことにつきAが善意・無過失であれば、Aは乙を即時取得する。ウAは、売買により動産丙を、現にそれを占有するBから購入して現実の引渡しを受けた。丙が自動車である場合、丙が登録済みであるか否かにかかわらず、Aは丙を即時取得しない。エAは、売買により動産丁を、それを占有代理人Cによって占有するBから購入し、BはCに今後Aのために占有するように指示してAがそれを承諾した。丁はAからBに寄託されているものであった場合、承諾時において丁がBの所有物でないことにつきAが善意・無過失であれば、後にその事実を知るに至ったとしても、Aは丁を即時取得する。オAは、売買により動産戊を、現にそれを占有するBから購入したが、その際、AがBの元に戊を引取りにいくこととし、それまでの間、BがAのために占有することが合意された。戊はBが他から賃借したものであった場合、AがBから戊の現実の引渡しを受ける時点において、戊がBの所有物でないことにつきAが善意・無過失であれば、Aは戊を即時取得する。

選択肢

  1. 1ア・ウ
  2. 2ア・オ
  3. 3イ・ウ
  4. 4イ・エ
  5. 5エ・オ

正解

5. エ・オ

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解説

正解は5(エ・オ)。即時取得(民法192条)は、平穏・公然・善意・無過失で、取引行為により動産の占有を承継取得した場合に成立する。エは占有改定ではなく指図による占有移転であり、承諾時に善意・無過失であれば、その後悪意になっても即時取得が成立する(最判昭…の趣旨に沿う)ので妥当。オは現実の引渡しを受ける時点を基準に善意・無過失なら即時取得が成立し妥当。アは相続による取得は取引行為でなく即時取得は成立しないので妥当でない。イは未成年者からの取得でも前主の所有権を信頼した点が問題で、相手方の制限行為能力は即時取得の要件と直結せず(本問は取消しにより無権利者となった事案で承継取得自体が覆る)妥当でない。ウは未登録の自動車は192条の対象となり即時取得が成立しうるため「登録の有無にかかわらず成立しない」とする点が妥当でない。(出典: 令和7年度 行政書士試験 問題29)

一問一答

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