問題
対人援助のコミュニケーションで用いる「共感」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
- 1共感とは、援助者が利用者と全く同じ感情になり一体化することである
- 2共感とは、相手の気持ちをあたかも自分のことのように理解しようと努め、それを相手に伝え返すことである
- 3共感を示すには、利用者の話に必ず「私も同じ経験をした」と返すべきである
- 4共感は相手に同情することと同じであり、かわいそうだと感じることをいう
- 5共感を示すと援助の客観性が失われるため、援助者は共感してはならない
正解
2. 共感とは、相手の気持ちをあたかも自分のことのように理解しようと努め、それを相手に伝え返すことである
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解説
共感(共感的理解)とは、相手の感情や考えを、あたかも自分自身のことのように感じ取り理解しようと努め、その理解を相手に言葉や態度で伝え返すことをいう。「あたかも〜のように」という距離を保ち、相手と完全に同化するのではない点が重要で、一体化してしまうと援助者が冷静さを失う。共感は、相手を上から見て「かわいそう」と感じる同情とは区別される。自分の似た経験を語ることが常に共感になるわけではなく、話の主役を奪う場合もあるため慎重に用いる。適切な共感はラポール形成を促し、客観性を損なうものではなく、むしろ信頼に基づく援助を支える基盤となる。
一問一答
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