問題
不法行為に基づく損害賠償に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1土地工作物責任における所有者の責任は、所有者が損害発生防止に必要な注意をしたことを証明すれば免れることができる過失責任である。
- 2共同不法行為者は、各自が分割して損害賠償責任を負うのが原則であり、連帯して責任を負うことはない。
- 3土地の工作物の設置または保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者が損害の賠償責任を負い、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは所有者が賠償責任を負う。
- 4不法行為による損害賠償請求権は、被害者が損害および加害者を知った時から1年間行使しないときは、時効によって消滅する。
正解
3. 土地の工作物の設置または保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者が損害の賠償責任を負い、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは所有者が賠償責任を負う。
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解説
土地工作物の瑕疵により損害が生じたときは、第一次的に占有者が責任を負い、占有者が損害防止に必要な注意をしたときは所有者が責任を負います。所有者の責任は注意をしても免れない無過失責任です(民法第717条)。共同不法行為者は連帯して責任を負い(同法第719条)、不法行為の損害賠償請求権は損害・加害者を知った時から3年(人身は5年)で時効消滅します(同法第724条)。よって占有者・所有者の責任順序を述べた記述が正しいです(出典: 民法第717条・第719条・第724条)。
一問一答
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