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財務・会計難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|財務・会計 第203問

問題

企業の資金調達における自己資本コストと他人資本コストの加重平均を何というか?

選択肢

  1. 1WACC(加重平均資本コスト)
  2. 2CAPM
  3. 3IRR
  4. 4ROE

正解

1. WACC(加重平均資本コスト)

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解説

WACC(加重平均資本コスト)は、会社がお金を集めるのにかかる平均的なコストのことです。会社の資金は株主が出した自己資本と、銀行借入や社債といった他人資本の二本立てですが、それぞれコストが違います。そこで「全体としてならすと何%のコストで調達しているか」を、調達額の割合で重みづけして平均したものがWACCです。 計算式はWACC=自己資本比率×株主資本コスト+負債比率×負債コスト×(1−税率)です。負債コストにだけ(1−税率)が掛かるのがポイントで、これは支払利息が損金になって税金を減らしてくれる「節税効果(タックスシールド)」を反映しているためです。たとえば自己資本コスト10%・負債コスト3%・税率30%で、資金の半分ずつを使うなら、0.5×10%+0.5×3%×(1−0.3)=5%+1.05%=6.05%となります。 WACCは投資判断のハードルレート(最低限超えるべき利回り)として使われ、IRRがWACCを上回れば投資OK、DCF法ではキャッシュフローをこのWACCで割り引きます。混同しやすいCAPMは株主資本コスト「だけ」を求めるモデルでWACCの部品の一つ、ROEは株主のもうけの割合、IRRは投資自体の収益率で、どれも自己資本と他人資本の加重平均ではありません。

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