問題
選択肢
- 1所得効果
- 2代替効果
- 3資産効果
- 4ピグー効果
正解
1. 所得効果
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解説
ある財の価格が下がると、同じ所得でも実質的に「お金持ちになった」のと同じ効果が生まれ、それによって消費量が変わります。この実質所得の変化を通じた需要の変化が所得効果です。値段が下がった分、浮いたお金で全体的に買い物を増やせる、という感覚そのものです。 具体例で。毎月の食費が決まっているとして、お米が値下がりすれば、同じ予算でこれまで通り買ってもお金が余ります。その余裕で、お米をもっと買うかもしれないし、別の好きな物を買うかもしれない。この「実質的に懐が温かくなったことによる消費の変化」が所得効果です。価格が動いたときの需要量の変化は、実はこの所得効果と、もう一つの代替効果という2つの力に分解できます(スルツキー分解)。 ここが頻出の区別ポイント。代替効果は「相対的に安くなった財へ乗り換える」動きで、効用(満足)の水準を一定に保ったまま、割安になった財を増やし割高になった財を減らす純粋な置き換えのこと。一方、所得効果は実質所得が変わったことによる動きです。正常財なら所得効果も需要を増やす方向に働きますが、劣等財(下級財)では所得が増えると逆に消費が減るため、所得効果がマイナスに働きます。極端な場合、所得効果が代替効果を上回るとギッフェン財という珍しい現象になります。資産効果やピグー効果は資産価値の変化に関する別概念で、価格下落による実質所得変化を指すのは所得効果です。
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