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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第385問

問題

依頼人と代理人の間で目的が異なることから生じる問題を何というか?

選択肢

  1. 1プリンシパル・エージェント問題
  2. 2モラルハザード
  3. 3逆選択
  4. 4囚人のジレンマ

正解

1. プリンシパル・エージェント問題

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解説

仕事を依頼する側(プリンシパル=依頼人・本人)と、それを引き受けて代わりに動く側(エージェント=代理人)とで利害や目的がずれているために生じる問題を「プリンシパル・エージェント問題」といいます。情報の非対称性が根本にある『市場の失敗』の一種です。 代表例が会社の株主と経営者です。株主(プリンシパル)は会社の利益を最大化してほしいのに、経営者(エージェント)は自分の報酬や地位、楽さを優先するかもしれない。しかも株主は経営者の日々の行動を完全には監視できない(情報の非対称性)。すると経営者が株主の意に反して動くおそれが出てきます。地主と小作人、患者と医師、国民と政治家など、『誰かに代わりにやってもらう』関係には広く潜む問題です。 対策としては、成果連動報酬(ストックオプションなど)でエージェントの利害を依頼人にそろえるインセンティブ設計が用いられます。関連用語との関係を整理すると、「モラルハザード」(契約後に努力を怠る)は、このプリンシパル・エージェント問題が顕在化する典型パターンの一つ。「逆選択」は契約前の質の偏りの問題。「囚人のジレンマ」はゲーム理論で、各自が合理的に動くと全体では損な結果になる状況を指し、依頼人と代理人の利害不一致を扱う本問とは別の枠組みです。

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