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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第279問

問題

利潤の定義として正しいものはどれか?

選択肢

  1. 1総収入−総費用
  2. 2総収入−可変費用
  3. 3限界収入−限界費用
  4. 4平均収入−平均費用

正解

1. 総収入−総費用

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解説

利潤(もうけ)とは、稼いだお金からかかったお金を引いた残り、つまり総収入−総費用です。記号で書けばπ=TR−TC。売上の合計から費用の合計を差し引いた、いちばん素直な定義です。 ただし経済学で要注意なのが「費用」の中身です。経済学では、実際に支払った費用(明示的費用=材料費や人件費など)だけでなく、機会費用(その資源を別の用途に使っていれば得られたはずの価値)まで含めて総費用を考えます。たとえば自分の店を経営する人なら、本来よそで働けば得られた給料や、自己資金を他に運用していれば得られた利子なども費用に算入する。これを差し引いてもなお残るもうけが経済学的利潤(超過利潤)です。 ここから大事な結論が出ます。経済学的な利潤がゼロでも、それは「損」ではありません。機会費用をすべてまかなった上でちょうどトントン、という意味で、経営者は他で働いたのと同じだけの報酬(正常利潤)をきちんと得ている状態だからです。だから完全競争の長期均衡では利潤ゼロでも企業は事業を続けられます。選択肢の総収入−可変費用は固定費用の回収前を見る「生産者余剰」に近い概念、限界収入−限界費用は最後の1単位の利潤の増分で全体の利潤そのものではない、平均収入−平均費用は1単位あたりの利潤。利潤=TR−TC(しかも費用に機会費用を含む)が基本、と押さえましょう。

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