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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第284問

問題

市場メカニズムだけでは効率的な資源配分が実現できない状態を何というか?

選択肢

  1. 1市場の失敗
  2. 2政府の失敗
  3. 3合成の誤謬
  4. 4ナッシュ均衡

正解

1. 市場の失敗

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解説

ふだんは価格メカニズム(市場の自動調整)が効率的に資源を配分してくれますが、それがうまく働かず、社会的に望ましい資源配分が実現できない状態を総称して「市場の失敗」といいます。市場に任せるだけでは解決できないので、政府の介入が正当化される根拠にもなります。 市場の失敗を生む主な原因は、覚えておくべき4つ。第一に外部性——工場の煙害(負の外部性)や、教育の社会的恩恵(正の外部性)のように、取引の当事者以外に影響が及ぶのに価格に反映されないケース。第二に公共財——国防や灯台のように、みんなで使え(非競合)かつタダ乗りを防げない(非排除)ため、市場では十分に供給されないもの。第三に情報の非対称性——売り手と買い手の情報差から、逆選択(質の悪い財ばかり残る)やモラルハザードが起きるケース。第四に独占・寡占など不完全競争——市場支配力を持つ企業が価格をつり上げ、供給を絞ることで効率が損なわれるケースです。 混同を避けたい言葉を整理します。政府の失敗は、その市場の失敗を直そうとした政府の介入が、かえって非効率や弊害を生む逆の現象。合成の誤謬は「個々には正しい行動が、全員がやると全体では悪い結果になる」こと(例:皆が貯蓄に走って消費が冷え込む)。ナッシュ均衡はゲーム理論の解概念。市場の失敗=「外部性・公共財・情報の非対称性・独占で市場が効率的に機能しない状態」と、4原因とセットで覚えるのが王道です。

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