診断士に戻る
経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第323問

問題

共有資源が過剰に利用されて枯渇する問題を何というか?

選択肢

  1. 1共有地の悲劇(コモンズの悲劇)
  2. 2囚人のジレンマ
  3. 3市場の失敗
  4. 4フリーライダー問題

正解

1. 共有地の悲劇(コモンズの悲劇)

詳しい解説を見る

解説

誰でも自由に使える共有の資源を、各人が自分の都合だけで利用しすぎた結果、資源そのものが枯れ果ててしまう問題を共有地の悲劇(コモンズの悲劇)といいます。生物学者ハーディンが名付けた有名な例えで、村の共有牧草地に各農家が我先にと家畜を放つと、一頭増やす利益は自分のものだが牧草が減る損は全員で薄く負担するため、誰もが増やし続けて最後には牧草地が荒廃してしまう、という話です。 これが起きるのは、共有資源に「お金を払わない人を締め出せない(非排除性)」のに「誰かが使うと他の人の取り分が減る(競合性)」という性質があるためです。漁場の乱獲、地下水の枯渇、混雑する道路などが現実の例です。解決策としては、利用権を割り当てて私有財産化する、政府が漁獲枠などの規制をかける、利用者どうしで管理ルールを取り決める、といった方法があります。混同しやすい囚人のジレンマは2者の戦略的状況を扱うゲーム理論の概念、フリーライダー問題は対価を払わず公共財の便益にただ乗りする行為で、いずれも市場の失敗の例ではありますが、共有資源の過剰利用による枯渇という具体的な現象を指すのは共有地の悲劇です。

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7097問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。