問題
選択肢
- 1総額主義
- 2純額主義
- 3区分表示
- 4比較表示
正解
1. 総額主義
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
損益計算書で、収益と費用をそれぞれ相殺せずに丸ごとの金額で表示する原則を総額主義といいます。これが正解です。 言葉のとおり、収益は収益、費用は費用として、互いに差し引きせずに両方とも総額のまま並べます。たとえば受取利息が100万円、支払利息が80万円あったとき、これを差額の20万円だけで表示するのではなく、収益として100万円、費用として80万円をそれぞれ計上する、というのが総額主義です。 なぜこのルールがあるのか。差額だけ(純額)で見せてしまうと、その会社がどれだけの規模で取引していたのかが分からなくなるからです。先の例で20万円とだけ書かれると、利息のやり取りがごく小さかったのか、それとも100万円規模で運用しつつ80万円の借入コストもかかっていたのか、まったく区別がつきません。総額で示すことで、取引の実際の規模や、収益力とコスト構造の両面を正しく読み取れるようになります。 対になるのが純額主義で、これは収益と費用を相殺した差額だけを表示する考え方です。原則は総額主義ですが、例外的に純額が認められる場面もあります。区分表示は損益を売上総利益・営業利益・経常利益などの段階に区分して見せること、比較表示は前期と当期を並べて見せることで、いずれも総額か純額かという論点とは別の話です。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート