問題
選択肢
- 1取得原価が被取得企業の純資産の時価を超える額
- 2売上高が費用を超える額
- 3資産が負債を超える額
- 4時価が簿価を超える額
正解
1. 取得原価が被取得企業の純資産の時価を超える額
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
のれんとは、企業を買収したときに支払った取得原価が、買われた会社の純資産の時価(公正価値)を上回った、その超過額のことです。これが正解です。 具体的に考えましょう。ある会社を100億円で買収したとします。その会社の資産と負債を時価で評価し直した正味の財産(識別可能純資産の公正価値)が70億円だったとすると、差額の30億円は何に払ったのか、という話になります。形のある資産以上にお金を出したのは、その会社が持つブランド力、優良な顧客基盤、独自の技術やノウハウ、組織力、立地といった、貸借対照表には載らない目に見えない超過収益力に価値を認めたからです。この30億円がのれんで、買い手の貸借対照表に無形固定資産として計上されます。 のれんはその後の扱いも押さえておきましょう。日本基準では、のれんを原則20年以内の期間で規則的に償却し、毎期費用にしていきます(IFRSでは償却せず、価値が下がったときに減損する点が大きな違いです)。 他の選択肢はいずれも別概念です。売上高が費用を超える額は利益、資産が負債を超える額は純資産、時価が簿価を超える額は評価差額や含み益にあたり、買収対価が純資産の時価を超えた額というのれんの定義とは異なります。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート