問題
選択肢
- 120年以内で均等償却
- 2償却しない(減損テストのみ)
- 3取得時に一括費用計上
- 45年で均等償却
正解
1. 20年以内で均等償却
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解説
日本の会計基準では、のれんは「20年以内」の、その効果が及ぶ期間にわたって規則的に償却します。これが正しい処理です。そもそも「のれん」とは、ある会社が他の会社を買収・合併するときに、相手企業の純資産(時価評価した資産から負債を引いた正味の財産)よりも高い金額を支払った場合の、その差額のことです。なぜ純資産以上のお金を払うかというと、その会社のブランド力、顧客基盤、技術力、優秀な人材といった、貸借対照表には表れない見えない価値(超過収益力)を評価しているからです。のれんはこうした目に見えない買収プレミアムを資産計上したもの、と理解しましょう。日本基準では、のれんは無形固定資産として計上したあと、その効果が永遠に続くわけではないと考え、20年以内の合理的な期間で毎期均等に償却して費用化していきます。買収で得た超過収益力も時とともに薄れていく、という発想です。ここで非常に重要なのが、国際会計基準(IFRS)との違いです。IFRSでは、のれんは規則的な償却を行わず、毎期(または減損の兆候があるとき)減損テストだけを実施します。価値が下がったと判断されたときにだけ一気に減損損失を計上する方式です。つまり、日本基準は「毎年こつこつ償却+必要に応じて減損」、IFRSは「償却せず減損テストのみ」という対照的な扱いになっています。この日本基準とIFRSの差は試験で頻出なので、セットで押さえておきましょう。「取得時に一括費用計上」「5年で均等償却」は誤りで、のれんの償却期間の上限はあくまで20年です。
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