問題
地盤の特性と災害の危険性から見た宅地の適否に関する記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- 1同一の敷地内で盛土をした部分と切土をした部分にまたがって建物を建てる場合、両者の沈下量が異なるため不同沈下を生じやすく、盛土部分の締固めや地盤改良、基礎の工夫が必要となる
- 2崖錐は、崖や急斜面の下に土砂等が堆積してできた地形であるが、内部がよく締まった安定した地盤であるため、崖に接していても宅地として安全である
- 3干拓地や埋立地は、海水を排除して造成されているため地下水位が低く、地震時に液状化が生じるおそれはない
- 4扇状地は、山地から平地に出た所に土砂が堆積してできた地形であり、周囲より高く水はけもよいため、土石流の危険が及ぶことはない
正解
1. 同一の敷地内で盛土をした部分と切土をした部分にまたがって建物を建てる場合、両者の沈下量が異なるため不同沈下を生じやすく、盛土部分の締固めや地盤改良、基礎の工夫が必要となる
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解説
切土をした部分と盛土をした部分にまたがって建物を建てる場合、締まった地山からなる切土部分と新たに土を盛った盛土部分とでは圧縮性・沈下量が大きく異なるため、建物に不同沈下(不等沈下)が生じやすい。したがって盛土部分の十分な締固めや地盤改良、基礎の連続化などの対策が必要であり、この肢が正しい。崖錐は、崖や急斜面の下に風化した岩石片や土砂が重力によって堆積してできた地形で、内部は未固結で緩く地下水も浸透しやすいため、豪雨時や地震時に崩壊しやすく、宅地としては注意を要するから、安定した地盤で安全であるとする肢は誤りである。干拓地は海面以下の低地を締切って排水し造成したもの、埋立地は水面を土砂で埋めて造成したものであり、いずれも地下水位が高く軟弱な粘性土や砂質土からなるため地震時に液状化が生じやすく(干拓地は特に高潮や津波の危険も大きい)、液状化のおそれはないとする肢も誤りである。扇状地は、河川が山地から平地に出る谷の出口に土砂が堆積してできた地形で、地盤は比較的良好であるものの、まさに谷の出口に当たるため集中豪雨時には土石流や洪水流の危険が及ぶことがあり、危険が及ぶことはないとする肢も誤りである。
一問一答
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