問題
BがAに土地を売却した後、同じ土地をCにも売却し、Cが先に所有権移転登記を備えた。この場合の法律関係として、正しいものはどれか。
選択肢
- 1Aは所有権を取得できず、Bに対して債務不履行に基づく損害賠償を請求できる
- 2Aは先に契約したのだから、Cの登記を抹消して所有権を主張できる
- 3AとCは土地を持分各2分の1の割合で共有することになる
- 4BのCに対する売却は二重売買であるから当然に無効である
正解
1. Aは所有権を取得できず、Bに対して債務不履行に基づく損害賠償を請求できる
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解説
不動産の二重譲渡では、民法177条により先に登記を備えた者が優先する。Cが登記を備えたことでAは所有権を主張できなくなり、BのAに対する所有権移転義務は履行不能となるため、Aは所有権を取得できずBに債務不履行に基づく損害賠償を請求できるとする記述が正しい(民法415条)。契約の先後は対抗力を左右しないので、先に契約したのだからCの登記を抹消できるとする記述は誤り。二重譲渡は登記を備えた者が確定的に所有権を取得する仕組みであり、AとCが持分各2分の1で共有するとする記述も誤り。第二の売買契約自体は他人物売買類似の有効な契約であり無効ではないため、二重売買は当然に無効とする記述も誤りである。
一問一答
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