税理士に戻る
簿記論難易度: 標準

税理士 一問一答簿記論 第34問

問題

前期に貸倒れとして処理した売掛金50,000円のうち、30,000円を当期に現金で回収した。この取引の仕訳として正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1(借)現金 30,000 /(貸)貸倒引当金 30,000
  2. 2(借)現金 30,000 /(貸)償却債権取立益 30,000
  3. 3(借)現金 30,000 /(貸)売掛金 30,000
  4. 4(借)現金 30,000 /(貸)貸倒引当金戻入 30,000

正解

2. (借)現金 30,000 /(貸)償却債権取立益 30,000

詳しい解説を見る

解説

前期に貸倒処理した時点で、売掛金50,000円は貸倒引当金の取崩しまたは貸倒損失によって帳簿から消滅している。したがって当期の回収額30,000円は帳簿上の債権の回収ではなく、過年度に計上した損失が結果的に過大であったことによる収益として、「(借)現金30,000/(貸)償却債権取立益30,000」と処理する。「貸倒引当金30,000を貸方計上する」処理は引当金を直接増額することになるが、引当金は決算における繰入によって設定するものであり、回収という取引で増やす性質のものではない。「売掛金30,000を貸方計上する」処理は、既に帳簿から消えている債権を減少させることになり、勘定残高が貸方に振れてしまうため成り立たない。「貸倒引当金戻入30,000を計上する」処理は、戻入が決算時に引当金の設定額が過大と判明した場合に用いる科目であって、償却済み債権の現金回収の場面とは異なる。企業会計原則の総額主義や適正な科目区分の観点からも、償却債権取立益という独立の科目で収益の性質を明示することに意味がある。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

簿記論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。