問題
「固定資産の減損に係る会計基準」において、減損の兆候がある資産又は資産グループについて減損損失を認識するかどうかの判定は、帳簿価額と何を比較して行うか。
選択肢
- 1使用価値
- 2正味売却価額
- 3割引前将来キャッシュ・フローの総額
- 4回収可能価額
正解
3. 割引前将来キャッシュ・フローの総額
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
減損会計は、兆候の把握、認識の判定、測定という段階を踏む慎重な構造をとっており、認識の判定では資産又は資産グループから得られる「割引前将来キャッシュ・フローの総額」と帳簿価額を比較し、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合に減損損失を認識する。割引計算を行わない金額との比較を挟むことで、減損の存在が相当程度確実な場合に限って損失を計上する仕組みとなっている。「使用価値」は将来キャッシュ・フローを割引率で現在価値に割り引いた金額であり、測定段階で回収可能価額の一要素として用いられる。「正味売却価額」は資産の時価から処分費用見込額を控除した金額で、これも測定段階の要素である。「回収可能価額」は正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額であり、認識すると判定された後に帳簿価額をどこまで切り下げるかという測定で用いる概念である。判定は割引前、測定は割引後という段階ごとの使い分けが本基準の核心である。
一問一答
5科目1,000問を科目別に学習