税理士に戻る
簿記論難易度: 標準

税理士 一問一答簿記論 第83問

問題

減損の兆候がある設備(帳簿価額50,000円)について、割引前将来キャッシュ・フローの総額は52,000円、回収可能価額は45,000円と見積られた。計上すべき減損損失はいくらか。

選択肢

  1. 15,000円
  2. 27,000円
  3. 32,000円
  4. 4減損損失は計上されない

正解

4. 減損損失は計上されない

詳しい解説を見る

解説

「固定資産の減損に係る会計基準」では、減損の兆候がある資産について、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合に限って減損損失を認識する。本問では割引前将来キャッシュ・フロー52,000円が帳簿価額50,000円を上回っているため、認識の判定を通過せず、「減損損失は計上されない」が正解となる。たとえ回収可能価額45,000円が帳簿価額を下回っていても、測定の段階には進まない。これは、減損の存在が相当程度確実な場合に限って損失を計上するという本基準の慎重な考え方(成果の不確定な事業用資産について時価評価を行わない趣旨)の表れである。「5,000円」は認識の判定を経ずに帳簿価額50,000円と回収可能価額45,000円の差額を直ちに計上した誤りである。「7,000円」は割引前将来キャッシュ・フロー52,000円と回収可能価額45,000円の差額という基準に存在しない計算である。「2,000円」は割引前将来キャッシュ・フローと帳簿価額の差額であり、これは判定の余裕額であって損失ではない。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

簿記論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。