税理士に戻る
簿記論難易度: 標準

税理士 一問一答簿記論 第84問

問題

機械(取得原価80,000円、減価償却累計額30,000円)に減損の兆候がある。割引前将来キャッシュ・フローの総額は40,000円、正味売却価額は32,000円、使用価値は35,000円である。計上すべき減損損失はいくらか。

選択肢

  1. 118,000円
  2. 215,000円
  3. 310,000円
  4. 43,000円

正解

2. 15,000円

詳しい解説を見る

解説

まず認識の判定を行う。帳簿価額は80,000円-30,000円=50,000円であり、割引前将来キャッシュ・フロー40,000円がこれを下回るため減損損失を認識する。次に測定では、回収可能価額(正味売却価額32,000円と使用価値35,000円のいずれか高い方=35,000円)まで帳簿価額を切り下げるので、減損損失は50,000円-35,000円=15,000円となる。「18,000円」は正味売却価額32,000円まで切り下げた金額(50,000円-32,000円)であり、使用価値の方が高い本問では使用継続による回収額を無視した過大な損失となる。「10,000円」は割引前将来キャッシュ・フロー40,000円まで切り下げた金額(50,000円-40,000円)であるが、割引前キャッシュ・フローは認識の判定に用いる比較値であって切下げの目標値ではない。「3,000円」は使用価値35,000円と正味売却価額32,000円の差額にすぎない。「固定資産の減損に係る会計基準」の判定と測定で用いる金額の役割分担を明確に区別することが得点の鍵である。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

簿記論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。