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簿記論難易度:

税理士 一問一答簿記論 第87問

問題

減損の兆候がある機械(帳簿価額75,000円、残存使用年数2年)の将来キャッシュ・フローは、1年後に33,000円、2年後に36,300円(処分収入を含む)と見積られた。正味売却価額は55,000円、割引率は年10%である。計上すべき減損損失はいくらか。

選択肢

  1. 120,000円
  2. 25,700円
  3. 30円(減損損失は認識されない)
  4. 415,000円

正解

4. 15,000円

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解説

まず認識の判定では割引前将来キャッシュ・フローの総額33,000円+36,300円=69,300円と帳簿価額75,000円を比較し、下回っているため減損損失を認識する。次に測定では使用価値を算定する。使用価値は将来キャッシュ・フローの割引現在価値であり、33,000円÷1.1+36,300円÷1.21=30,000円+30,000円=60,000円となる。回収可能価額は正味売却価額55,000円と使用価値60,000円の高い方の60,000円であるから、減損損失は75,000円-60,000円=15,000円である。「20,000円」は回収可能価額として低い方の正味売却価額55,000円を用いた誤り(75,000円-55,000円)である。「5,700円」は帳簿価額75,000円と割引前キャッシュ・フロー69,300円の差額であり、判定用の比較値を測定に流用した誤りである。「0円(減損損失は認識されない)」は割引前69,300円が帳簿価額を上回ると誤認したものと考えられるが、実際には下回っており認識が必要である。判定は割引前、測定は割引後という二段階構造を計算で実践できるかを問う問題である。

一問一答

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