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簿記論難易度:

税理士 一問一答簿記論 第187問

問題

本社工場会計において、工場から本社への製品送付に内部振替価格(原価の20%増し)を用いている。会社全体の財務諸表を作成する際の処理として正しいものはどれか。なお、内部売上高は720,000円、本社期末棚卸資産に含まれる内部利益は60,000円である。

選択肢

  1. 1内部売上高720,000円と内部仕入高720,000円を相殺消去し、期末棚卸資産から内部利益60,000円を控除する
  2. 2内部売上高・内部仕入高は会社全体の損益計算書にそのまま表示する
  3. 3期末棚卸資産の内部利益60,000円を控除すれば、内部売上高720,000円の消去は不要である
  4. 4内部利益は翌期に製品が販売された時点で控除するため、当期は何ら処理を要しない

正解

1. 内部売上高720,000円と内部仕入高720,000円を相殺消去し、期末棚卸資産から内部利益60,000円を控除する

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解説

本社と工場は同一企業の内部組織であるから、会社全体の財務諸表では内部取引の影響をすべて取り除く必要がある。具体的には、工場の内部売上高720,000円と本社の内部仕入高720,000円を相殺消去して損益計算書から除き、さらに期末棚卸資産に含まれる未実現の内部利益60,000円を棚卸資産の金額から控除する。よって「内部売上高720,000円と内部仕入高720,000円を相殺消去し、期末棚卸資産から内部利益60,000円を控除する」が正しい。「内部売上高・内部仕入高は会社全体の損益計算書にそのまま表示する」は誤りで、企業内部の振替を外部売上のように表示すると売上高・仕入高がともに過大表示となる。「期末棚卸資産の内部利益60,000円を控除すれば、内部売上高720,000円の消去は不要である」も誤りで、未実現利益の控除と内部取引高の相殺消去は目的の異なる別個の手続であり、どちらか一方では足りない。「内部利益は翌期に製品が販売された時点で控除するため、当期は何ら処理を要しない」は誤りで、当期末に未実現の利益は当期の決算で控除しなければ利益が過大計上となる。(完全オリジナル問題)

一問一答

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