税理士に戻る
相続税法難易度: 標準

税理士 一問一答相続税法 第71問

問題

被相続人甲には実子がなく、相続人は妻と普通養子3人である。遺産に係る基礎控除額はいくらか。

選択肢

  1. 15,400万円
  2. 23,600万円
  3. 34,800万円
  4. 44,200万円

正解

3. 4,800万円

詳しい解説を見る

解説

相続税法15条2項の養子算入制限では、被相続人に実子がない場合、法定相続人の数に算入できる養子は2人までとされる。本問の被相続人には実子がなく普通養子が3人いるため、算入できる養子は2人となり、法定相続人の数は妻と養子2人の合計3人である。したがって基礎控除額は3,000万円+600万円×3人=4,800万円となる。5,400万円は養子3人全員を算入して4人とした誤りであり、算入制限の適用を失念している。4,200万円は養子を1人しか算入せず2人で計算したもので、実子がある場合の制限(1人まで)と混同した誤りである。3,600万円は妻のみの1人で計算しており正しくない。実子の有無により算入できる養子の数が1人か2人かで異なる点はこの制度の中心論点であり、実子あり1人・実子なし2人という区別を正確に覚える必要がある。相続税の負担回避を目的とする駆け込み的な養子縁組への対抗措置という制度趣旨を踏まえると、実子がいない場合に上限が緩やかに設定されている理由も理解しやすい。

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

相続税法の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では税理士の全1000問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。税理士試験は簿記論・財務諸表論の会計2科目と、法人税法・消費税法・相続税法などの税法科目から5科目を積み上げる科目合格制の国家試験です。簿記論・財務諸表論は受験資格不要で誰でも挑戦できます。