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相続税法難易度: 標準

税理士 一問一答相続税法 第98問

問題

相次相続控除(相続税法20条)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 120年以内に2回以上の相続があった場合に適用される
  2. 2相続の放棄をした者が遺贈により財産を取得した場合にも適用される
  3. 3今回の相続開始前10年以内に被相続人が相続により財産を取得し相続税を課されていた場合に、経過年数1年につき10%の割合で逓減した金額を控除する
  4. 4前回の相続で納付した相続税の全額を常に控除できる

正解

3. 今回の相続開始前10年以内に被相続人が相続により財産を取得し相続税を課されていた場合に、経過年数1年につき10%の割合で逓減した金額を控除する

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解説

相次相続控除(相続税法20条)は、今回の相続(第二次相続)の開始前10年以内に、被相続人が相続により財産を取得して相続税を課されていた場合に、その被相続人が納付した相続税額のうち一定の金額を、今回の相続に係る相続人の相続税額から控除する制度である。控除額は前回の相続から今回の相続までの経過年数1年につき10%の割合で逓減する仕組みであり、短期間に相続が相次いだ場合の同一財産に対する課税の累積を緩和する趣旨である。したがって、10年以内の相続について経過年数1年につき10%逓減した金額を控除するという記述が正しい。対象期間を20年以内とする記述は誤りである。また、前回の相続税額の全額を常に控除できるわけではなく、経過年数に応じて逓減するほか、各相続人への配分など計算上の限度がある。適用を受けられる者は相続人に限られるため、相続の放棄をした者や相続権を失った者は、遺贈により財産を取得していても適用を受けることができない。放棄者にも適用があるとする記述はこの要件に反して誤りである。

一問一答

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